[ Sony α7C | Sony FE 40mm F2.5 G ]
川越で撮ってきた写真の続き。
川越は「江戸の北の守り」として幕府の歴代有力大名が治めてきた土地だけに、川越城周辺には多数の寺社が並んでいます。市街地に近いところでは熊野神社が特に人気で多くの人が集っていました。この八咫烏(やたがらす)が描かれた提灯が妙に味がある。
[ Sony α7C | Sony FE 40mm F2.5 G ]
十六世紀に紀州熊野から分祀された由緒正しき神社とのことですが、建物は新しくよく整備されているし、フォトジェニックなポイントもたくさん。神社にしては商売っ気強めだけど(笑)、観光に来ている身としてはこれくらい分かりやすいほうが楽しい。
[ Sony α7C | Sony FE 40mm F2.5 G ]
観光の街ということで飲食店には事欠かない中、迷った挙げ句に選んだ昼食は小江戸オハナの親子丼でした。
店内は蔵っぽい作りの一階はともかくとして二階はコの字カウンターの牛丼屋スタイルだったのがちょっと残念だったけど、肝心の親子丼は写真のとおり間違いない味。うまみ・甘みがしっかり感じられるトロトロたまごとプリッとした鶏肉のコンビネーションが良い。ごちそうさまでした。
[ Sony α7C | Zeiss Batis Sonnar T* 85mm F1.8 ]
しかし川越はまさに「石を投げれば鰻屋に当たる」と言えるくらい鰻の店が多い。あまりにも多すぎて店の前を通るたびに「やっぱり親子丼じゃなくて鰻にしておくべきだったか?」と逡巡します。
鰻の他にはサツマイモとお茶(すぐ隣が狭山ですからね)が名物のようで、あちこちにお店を見かけました。
[ Sony α7C | Sony FE 40mm F2.5 G ]
あとは喫茶店も多くて、散策中の休憩所に事欠かない。
昔ながらの喫茶店ぽいところ、お洒落なカフェ、テイクアウト中心のカジュアルな店、コーヒーじゃなくて抹茶を出してくれる店…とバリエーション豊富。これはどこかに入ってみるしかありません。
[ Sony α7C | Sony FE 24mm F2.8 G ]
そんな中で強い引力を放っていた 1901 TEA SALON に吸い込まれるように入ってみました。
古民家リノベ系?の実に雰囲気あるカフェで、大人らしい落ち着いたひとときを過ごせます。
[ Sony α7C | Sony FE 40mm F2.5 G ]
抹茶ババロアと和紅茶のセット。
抹茶の苦みが効いたババロアにあんこと生クリームの組み合わせがたまりません。さりげなく添えてあるアンズがまた良い味を出している。
和紅茶ってあまり飲んだことがないけど、ちゃんと紅茶の香りはするのに味わいはちゃんと和。これがまた抹茶ババロアに合う。
そして口直し的な位置づけの塩昆布。甘味とお茶の合間にこれを噛みしめると、なんとも言えずしみじみする。
急須でいただくお茶ってのも久しぶりだけど、実に豊かなときを過ごさせていただきました。
[ Sony α7C | Sony FE 24mm F2.8 G ]
それでもここまで来て鰻を食べずに帰るのもなんか惜しい気がして、鰻 小日向の前を通りがかったときに売ってた鰻串を一本買って食べ歩き。
ふかふかの鰻にタレの味。そうそう、これを求めていたんだ。
ちなみに蔵が連なる一番街には他にもテイクアウトの飲食物を売っている店が多数ありますが、原則として他の店の前での飲食は禁止。買った店の前で食べるか食べ歩きかの二択。食べ歩きは楽しいけどゴミを捨てる場所に困るのが難点ですねー。
[ Sony α7C | Sony FE 24mm F2.8 G ]
なんだか途中から食い気に走ってしまった感はありますが(笑)、初川越楽しかったです。古いものと新しいものが共存しているのが面白いですね。
フォトジェニックな街でもあるし、季節を変えてまた来よう。でも真夏は暑そうだし冬は寒そうだし、春か秋がちょうど良さそうだなあ。
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