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LUMIX S9

小型・フラットデザインのフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S9」 – デジカメ Watch

LUMIX S9

パナから小型のフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S9」が発表されました。

小さいもの好きとしては噂が出た時点からずっと気になっていました。以前 LUMIX GM1 を何度か買おうとしたことがあるくらい、こういうラインのカメラは好きなんですよね。
ライカを意識したデザインが結果的に富士フイルムっぽくて、シルバー×ブラックのモデルなんかこれなんて X-E6?という見た目ではありますが(笑)、中身は LUMIX のフルサイズ。外観はメーカーのエクステリア張り替えサービスを利用してフジっぽくない色に替えたい感じです。ブラック×オリーブとか雰囲気あるじゃないですか。

L マウントのフルサイズミラーレスカメラでボディ内手ブレ補正対応、EVF とグリップを省略して小型軽量化したモデルです。ムービーよりもスチル重視に見えるのがパナソニックらしからぬ感じですが、ボディにあえて専用ボタンを設けた「リアルタイム LUT」で色合いを大胆にいじって撮影できるのが目新しい。色合いやコントラストを調整できる機能は今までのカメラにもありましたが、クリエイティブルックとかピクチャースタイルと言わずに「LUT」と呼んでしまうのが今風です。また LUT はオンラインで配布されスマホ経由でカメラにインストールできるようですが、逆にプリセットの LUT について具体的に訴求していないのがちょっと気になる。特徴的なフィルムシミュレーションを多数プリセットしている富士フイルムとは対照的で、機能としてヒットさせたければとっかかりの良いプリセット LUT は必要だったように思います。

さておき、海外向けの「SHOOT. EDIT. SHARE.」というキャッチコピーが挑戦的。これ、Blackmagic Design が提唱する「SHOOT. EDIT. STREAM.」(撮って、編集して、配信する)へのアンチテーゼで、リアルタイム LUT があるから撮影時に LUT を当ててしまえば編集しなくてもエモい映像が撮れ、そのままスマホ経由で SNS にシェアしようというメッセージですよね。PV やカタログページもかなり若者向けに振り切っていて従来の LUMIX とは印象が違う。
一方で日本向けカタログページではリアルタイム LUT や SNS シェアの話は鳴りを潜め、ごく普通のカメラのカタログになっています。これはおそらく日本で若者にカメラが売れなくなっていることに加えて為替影響が大きいのではないでしょうか。北米だとレンズキットで USD1,799 のところ国内価格では ¥24 万になってしまい、そりゃあ日本ではおじさん向けの売り方になりますね…。

L マウントの小型フルサイズカメラという意味ではシグマ fp が先行しているけど実際どっちが小さいの?というのが気になったので外寸と重さ(バッテリー/カード込み重量)を比較してみました。

LUMIX S9 vs SIGMA fp

さすがに fp の方が 0.5 回りくらい小さくて軽いようですね。でも S9 にはバリアングル液晶や右手でオンオフできる電源スイッチがあるので、カメラとして扱いやすいのは S9 の方でしょう。私も今から買うなら S9 かな。

それにしても今までは大型で本格的なムービー用としての LUMIX、小型でお手軽な fp という感じで L マウント内での棲み分けができていたように思うのですが、S9 は fp とガチで競合するような。L マウントアライアンスとしての戦略ってないんですかね(ないか)。パナは昔からライカとは協力関係にあるけど、シグマとはアライアンスを組んではいてもお互いのことをほとんど考慮していないように見えます。サードパーティー製でもいいからレンズラインアップが欲しかったパナとフルサイズカメラを出すためのマウント規格が欲しかったシグマの利害がたまたま一致しただけ、のような。
ただパナとライカの関係を考えれば、今後 S9 をベースとしたライカは出てきてもおかしくないでしょう。ライカ、M 型は人気あるけど SL は全然売れてるように見えないので、L マウントのテコ入れとして。

また α ユーザーとしては α7C シリーズよりどれくらい小さいかが知りたいわけで、こちらも比べてみました。

LUMIX S9 vs α7C II

意外や意外、S9 と α7C II ではグリップと EVF の出っ張り以外はほとんど同じサイズで重さも大差ないんですね。E マウントってマウント径が小さいからその感覚で L マウント機を(画像で)見ると小さく見えてしまうようです。
結局のところ、フルサイズセンサーとボディ内手ブレ補正、4K ムービーに対応する画像処理エンジンほか基板、それにバッテリーや各種スイッチ類を搭載したらどんなに小さくてもこれくらいのサイズにはなってしまうということでしょう。α7C(初代)を自分で使っていてそれほど小さいと思ったことはないのですが、こうやって比較してみると EVF とメカシャッターまで搭載してこのサイズに収めているのは改めてすごいことなのでは。
S9 がシグマ fp 並みにコンパクトだったら手が出てしまった自信がありますが、この比較を見て冷静になれました。

でも明確なコンセプトのもとに機能の取捨選択をした製品が好きな私としては、S9 のような製品は間違いなく好物。近年の α はどのボディに対しても機能を全部盛りにしてくる傾向がありますが、個人的には大胆に割り切って(例えば EVF やメカシャッターをなくして、多少バッテリーが小さくてもいいから)小型化に全振りしたボディを一度出してみてほしい。今ならフルサイズ対応でもある程度コンパクトなレンズが作れる技術は揃ってきているし。十年言ってるけど NEX-5 級のフルサイズカメラが欲しいんですよ…。

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