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SIE 製 nasne、余命三年宣告

SIE製nasne、’27年7月末で一部環境でTV視聴など機能終了。バッファロー製は対象外 – AV Watch

SIE からバッファローに事業移管されて 3 年。SIE 製の nasne 2027 年 7 月をもって実質的に使えなくなることが発表されました(バッファロー製 nasne は対象外)。

2027 年 7 月ってなんかの節目だったっけ、と思い返してみたところ SIE 版 nasne の出荷完了が 2019 年 7 月末でした。そこから数えてちょうど 8 年が経つタイミングということで、おそらく補修用性能部品の保有期間(レコーダーは 8 年)の終了とともに「ソフトウェア部品」としての各機能も提供を終了するということだと思われます。

「一部環境下での機能終了」とありますが、では具体的には何の機能が使えなくなるのか?と思ったら AV Watch で親切にもまとめてくれている記事がありました。

機能終了後、SIE製nasneで何ができる? ソニーに問い合わせた – AV Watch

PS3/PS4 の torne アプリからであれば 2027 年 8 月以降もテレビ関連を含む機能が継続使用可能とのことですが、それ以外の環境からではテレビ関連の機能はほぼ使用不能になり、純粋な NAS としてしか使えなくなるようです。これはおそらく PS3/PS4 の torne アプリならばアプリ内に各種機能を実装しているのに対して、スマホアプリ版(および PS5 版)は各機能の全部または一部を Web サービスとして提供していてそのサービスを(SIE 版向けとしては)停止するため、ということだと推測されます。

SIE 版 nasne があと 3 年で使えなくなるのは残念だけど、私の経験上では HDD レコーダーの寿命は平均 5~6 年。そう考えると出荷終了から 8 年使えるという期限設定はまあ十分ですかね。

ちなみに我が家で稼動している nasne は SIE 製の 1TB モデル(CUHJ-15004)。初代モデルが壊れた後に入手した二代目モデルになります。初代モデルは買ってから壊れるまで 8 年。二代目は(出荷終了 1 年後にデッドストックを譲ってもらったものなので)買ってから機能終了まで 7 年。これから 3 年間ノートラブルで動くという保証もなく、機能終了前に HDD が故障する可能性は十分あります。一応システムドライブに負荷をかけないように録画先は外付け HDD にしていますけどね。

まあ私の場合は nasne のほかにも BD レコーダーがあるし、そもそも VOD 依存率が年々上がっていて録画すること自体が順当に減ってきています。録画するのは BD にダビングして残しておきたい番組(BD レコーダーで録画)か、観たら消すけど Netflix/Prime Video での配信予定がない or 配信が遅い番組(nasne で録画)という感じ。あえて nasne を使っているのはネットワーク越しに操作する際に nasne の方がレスポンスが良いからです。だから nasne がなくなってもまあやってはいけるんですよね。BD レコーダーもそろそろやめてもいいのでは、と思ってはいますが、近年では海外から国内 VOD サービスが利用できないケースが増えていて、海外出張中に日本のドラマやアニメを準リアルタイムで観たい場合はレコーダーの外出先視聴が確実だったりするからまだやめられません。

バッファロー製 nasne に買い換えるかどうかは 3 年の猶予期間の間にゆっくり考えよう。なんとなく、このまま録画機への依存度が下がっていって結局必要ない、という判断になりそうな気はしていますが。

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