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島根県出雲市の餃子とライス

「大当たり、マイ出雲名物発見って感じ」

出雲市駅

『それぞれの孤独のグルメ』聖地巡礼・出雲出張編、出雲そばのはしごから出雲大社参詣の後は、いよいよ本編となるお店へと向かいます。大社前から出ている路線バスに 30 分ほど揺られて出雲市駅へ。JR の駅舎は出雲大社の建物を模した見た目で面白い。
ちなみに宿泊を一畑電鉄が運営する駅前のホテル(ツインリーブスホテル出雲)にしたら目的のお店はホテルの斜向かいにあり、空港へのリムジンバスはホテルの真正面から出ていてめちゃくちゃ便利でした。そのせいで逆に周辺をほとんど出歩かなかった…。

先にホテルにチェックインして一休みし、営業開始時刻に合わせてお店へ。

餃子屋

餃子屋

その名もストレートに「餃子屋」。ここまでダイレクトな店名も逆に珍しい。店構えも飾りっ気がなく、外から店内の様子が窺えないばかりか赤提灯が下がっていなかったら飲食店だとは気づかれないのではないでしょうか。この潔さ、面白い。

餃子屋

開店直後に入ったら先客は一人だけ。↑のゴロー席に座り…たかったけど一人客はカウンター優先で通されるようです。ちょっと残念だけどまあしょうがない。

『それぞれ~』ではあくまでゲスト主人公の食事に居合わせるだけのゴローは劇中では最初から着席していて、カメラがパンする度にチラッ、チラッと画面に写り込むのが妙に可笑しかった(笑。

餃子屋

反対側がゲスト主人公の川端明日香(演:比嘉愛未)の席。

店構え同様に店内も飾りっ気なく、テーブルや椅子、壁に至るまで非常にシンプル。飲食店というより何かの撮影セットのようにも見えます。市役所の食堂でももうちょっと装飾あるでしょ、と言いたくなるほど整然としているのが却って面白い。

餃子屋

カウンターからは真正面に厨房の様子がよく見えます。
お店は親娘三人で切り盛りしている様子。おかみさんは中国出身の方のようで、親父さんがホール担当、おかみさんと娘さんが調理担当という役割分担っぽい。聞こえてきた常連らしきお客さんとの会話によると、ウーロン茶は中国から取り寄せているらしい。へええ、そんなこだわりが。

餃子屋

メニュー。シンプルに餃子とラーメン、チャーハンで勝負という麺飯系町中華的な品揃え。料理よりもドリンクの種類のほうが多く、基本的には餃子をつまみに飲んでラーメンかチャーハンで締める店といったところでしょうか。そういえば『それぞれの孤独のグルメ』では井之頭五郎は飲まないのは当然として、ゲスト主人公もお酒飲んでませんね。でも特にこういう店は飲んでナンボだと思うので、私は独り飲みと洒落込みます。

餃子屋

ということで、生ビール。
昼間に出雲大社周辺をたくさん歩き回ったから、とにかくビールがうまい。これだけ寒くなっても身体動かすと喉に染み入るんだなあこれが。

餃子屋

料理のオーダーは、最初はゴローではなく明日香流でいってみよう。
普通の餃子+しそ餃子+ライス(並)。このセットで始めつつ、途中から五郎’s セレクションを混ぜ込んでいくスタイル。

餃子屋

見た目はオーソドックスな焼き餃子。
テレビで見ていた限りではこんなにたくさん(明日香+五郎の二人分)食べられるかな?と思っていたのですが、餃子自体はそれほど大きくなくてこれならけっこうイケそう。

餃子屋

ライスは並でも普通の茶碗に山盛りで来ました。
私は基本的に餃子をつまみに飲むなら米不要派なのですが、サブタイトルに「餃子とライス」と来られたらライスも食べるしかないじゃないですか(笑)。というか「餃子とライス」って、孤独のグルメ史上最もシンプルなサブタイじゃなかろうか。

餃子屋

まずはノーマル。薄めの皮をカリッと焼いてあるタイプ。
写真だとちょっと伝わりにくいけど、皮が薄いが故に、中に肉汁がたっぷり入ってるのが透けて見えてる。肉汁ジュワー系、餃子っていうより小籠包に近いような感覚。

いただきます…うん、ニンニクしっかり。タレ要らん。
ガツンと来る味で、白いご飯にもビールにもバチピタに合う。

餃子屋

紫蘇は?おお、ニンニクの中にほんのり紫蘇。
ノーマル餃子よりはガツン控えめで、やや優しめのさっぱり味。

なるほど、これは確かにノーマルと紫蘇、それにライスでずっとローテーションを回していけるやつ。餃子の永久機関だ。

餃子屋

どんどんライスとビールを煽る餃子によってジョッキが空いてしまったので、ハイボールを追加。ちょっと濃いめのハイボールなのがおいしい。

まずはタレなしで餃子を食べてお酒を一口。次はタレつきで食べてお酒を。どっちでもいける。
これだけでも十分うまいが、後半戦は。

餃子屋

小皿を追加で一枚もらい、酢胡椒攻撃で新たなステージに突入。
胡椒はちょっと多すぎるかもってくらいにたっぷり振るのがポイントです。

酢胡椒餃子、タレ餃子とはまた異なる味わい。
どうやって食べてもおいしい。ああ幸せ、無限に食べられそう。

餃子屋

さてここで水餃子を注文し、五郎’s セレクションへと転進していくわけです。

さっきの焼餃子二種とは明らかにことなる佇まい。
本場中国では焼餃子なんてなくて水餃子がスタンダードって聞くけど、おかみさんの故郷の味はむしろこっちの方が近いのかもしれない。

餃子屋

薄皮の焼餃子とは対照的に、分厚くてもっっっっっちりとした食べ応え。

これはおいしい。焼餃子と同じ分類の料理とは思えないほど別物の味と食感。
これだけもっちもちな水餃子があるなら、ライスはちょっと炭水化物摂りすぎだったかも。

これにて餃子コンプリート。
三種の餃子、それぞれに違った良さがある。

餃子屋

水餃子があれば他の炭水化物は要らない、と言ったそばからビーフンが運ばれてきました(笑。

塩ダレ系で炒められたビーフン、シンプルながら奥深い味がする。
なんたって豚肉だけでなくイカやアサリといった海鮮まで入った豪華ビーフンなんだから、そりゃあおいしいわけだ。

ビーフンは立派な主食だ。シーフード肉野菜炒めがいいおかずになる。

餃子屋

いやはや、おいしかった。
明日香+五郎’s セレクション、独りでいけるかと思ったけど難なく完食。でもホルモンとかチャーハンも食べてみたかったなあ。

出雲餃子、初体験ながら気に入りました。これはもう出雲そばに並ぶ名物に認定して良いだろう。
来て良かった。出雲大社のご利益、即効。

ごちそうさまでした。

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ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、2023 年大晦日スペシャルの台湾編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。ドラマ『孤...

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