「これでうまいスイーツがあれば、台湾めしコンプリートだが…」
台湾に行ったついでに『孤独のグルメ Season5』第5話の永樂小吃、原味魯肉飯に再訪したなら、あとは井之頭五郎がデザートを食べた店にももう一度行っておくしかありません。この三店は台北の迪化街エリアに集まっているからまとめて巡礼しやすい。
今回のお店がある商店街は食材や乾物の販売店が軒を連ねていて、あたり一帯に独特の匂いが漂いつつとても活気を感じる。
商店街を歩いていると目指す豆花店の看板が目に飛び込んできました。
でも十年前に初めて来たときはもっと素朴な看板だったのが、随分オシャレな看板に掛け変わっていました。孤独のグルメの影響でどれくらい繁盛したかは分からないけど、いずれにせよ現代のトレンドに合わせてオシャレなスイーツ店にイメージチェンジしたような雰囲気が漂ってる。
って、えぇ~!?
以前来たときとは店構えが全然違ってる。一瞬、看板だけ残っているけど実際はもうなくなっていて別のお店が入っているのかと思いました。でもよく見たら暖簾には「豆花」と書いてあるし、どうやら今は豆花と並んで「冰霖」のブランドでかき氷も主力に据えて営業している模様。
メニューは左半分が豆花をはじめとする台湾の伝統的な甘味、右側がかき氷系。別途日本語メニューもあるけど漢字からいろいろ想像してみるのが楽しい。特に「爆漿大湯圓」ってなんかビショビショになりそうなイメージですが、実際はどうやら「とろーり胡麻餡団子」くらいの意味合いっぽい。
かき氷は二種類あって「剉冰」は普通に氷をすり下ろしたかき氷なのに対して「雪花冰」は凍らせた練乳で作ったかき氷ですね。以前この近くの「冰讃」で初めて雪花冰を食べたときの感動は今でも忘れません。
店舗の外向きの装飾はずいぶん垢抜けたけど店内は大きくは変わっていないっぽい。トッピングがズラッと並んだショーケースは壮観です。まあ見た目で選べるほど台湾スイーツ上級者じゃないから私はメニューを見て選びます。
うーん、豆花にするかかき氷にするか、でも豆花は前日に食べたところだしなあ…と迷っていたところにこの圧の強い暖簾と目が合ってしまいました(笑。まだ3月とはいえ昼間の気温は30℃に迫る暑さだし、やはりここはひとつかき氷で体を冷やすことにしよう。
そんなわけで注文は「雪花冰2號」。ピーナッツ+タピオカ+練乳トッピングとのこと。
日本のかき氷は基本的にフルーツが主役、それ以外だとチョコや抹茶、ほうじ茶は人気だけどピーナッツを使ったかき氷って初めて出合いました。でも前日に食べた豆花にも入ってたし、台湾スイーツの人気トッピングのひとつなんでしょうね。
丼に山盛りのかき氷。これを一人で食べるのかと思うとちょっと身構えるボリューム。あと全体的に無彩色な見た目はちょっと微妙だけど、雪花冰のうまさは知っているからきっとおいしいに違いない。
ようし、いただきます。
ほわほわ、かつミルキーな食感のかき氷。これはミルク氷ならでは、水から作ったかき氷だとこうはならない。優しい甘さに包まれて、台湾人がこれに「雪花」という字を充てたのがよく理解できる。
さらに香ばしいピーナッツがミルク氷と合わさることで濃厚な味に感じられる。日本のタピオカ屋より断然大粒なタピオカもいいし、これはうまい。
久々の雪花冰、やっぱりすごくおいしかった。暑い中をたくさん歩き回って火照った身体が大量のかき氷ですっかり冷やされた。
店構えはずいぶん若者向けにリニューアルしたように見えたけど、来ているお客さんは若者からおじさん・おばさんやお年寄りまで、しかも一人客もそれなりにいて、老若男女が思い思いに台湾スイーツを楽しんでいる様子もまた良き。
こういう店、夏が暑すぎる今の日本にもあったらいいのにな。
ごちそうさまでした。












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