Alice配列キーボードを試してみるかどうか迷っている件。ヨドバシには1機種しか展示がなかったので、もっと選択肢がありそうな場所まで見に行ってきました。
秋葉原…というか末広町からもう少し御徒町寄りの立地にある「遊舎工房」。キーボード自作の専門店です。さすがに深い沼すぎて私は今まで近寄らないようにしていました(笑。
私が行ったときには常に4~5人のお客さんがいるという感じで、思っていた以上にキーボード自作界隈が熱いことを実感。
自作キーボードの店ですが完成品のキーボードも販売しています。でも私が見たことあるのはHHKB(Happy Hacking Keyboard)くらいで他は初めて見るものでした。この時点で既に沼の深さの片鱗を見たような。
完成品キーボードはそのまま使ってもいいし、スイッチやキートップを交換して自分なりにカスタマイズしてもいいし、キーボード沼の入口としてはとっつきやすい。
ちなみにカスタムキーボードのベースとして人気のあるKeychron製品は見かけませんでした。真のキーボード沼にはKeychronは邪道なんでしょうか。
こちらはあまりにもよくまとまっているから完成品に見えますがベアボーンキットです。キーキャップとスイッチ以外がセットになっていて、あとは好みのスイッチとキートップを組み合わせて自作するためのキット。ベース部分が組み立て済みなのもお手軽です。
変則レイアウトのものでなければキットを買ってスイッチとキーキャップを選ぶだけ、というのは手っ取り早い。このキットはケースが厚みのあるアルミ製で作りはかなり良さそうに見えました。
ベアボーンキットを使ってもキートップの選択次第ではこういうファンシーなキーボードにも仕上げられる、という例。市販のキーボードくらい完成度高いし、これはこれで一部に需要がありそう。
基板が透けて見えるアクリル製クリアケース!そういうのもあるのか。しかも右端のユニットと電池を見る限りBluetooth対応。
こういうパーツを使って作ると自作感がめっちゃ出ますね。自己満足度高そう。
店内には↑のスイッチテスターが2台用意されていました。しかも押したスイッチに応じて画面に説明と価格、注文票番号が表示される親切仕様!
これだけ大量にスイッチがあれば自分好みのものが見つけられるに違いない。私はKeychron K1 SEのスイッチを交換するにあたりKeychronのスイッチテスター(有料)を取り寄せましたが、ここに来ればもっと多くの種類を好きなだけ試せたのか…。
キーキャップもバルクで大量に売られています。ここにあるのは無刻印のものですが刻印されたキーキャップセットも購入できます。
でも無刻印のキーキャップを買っても何がどのキーか分からなくて困るのでは、と思ったら、
ちゃんとキートップ用のシールも用意されているんですね。確かにこれがあればどんなキーボードでも作れてしまいます。
それにしても本当になんでもあるなここ。
変わり種レイアウトのキーボード。Alice配列ではない通常のキーボードに近い配列ながら、右手用のキーが斜めに配置されている。
右手は一般的にマウスと持ち替えながら操作することが多いわけで、この形状であれば肘を支点に腕を動かすだけでキーボードとマウスの持ち替えを自然にできるということでしょう。またキートップが列ごとにズレていない格子型の配置になっているのも、どういう理由かは分からないけど何か意図を感じます。
こちらはキートップこそ透明なのが変わってますが、レイアウトはオーソドックスなAlice配列キーボード。Alice配列を試すならまずはこういうところからですね。
でもベアボーンキットにスイッチとキーキャップまで揃えたら三万コースかあ…それならKeychronの完成品キーボードから始めた方が初期費用は低そう。
キーボード自作界隈ではセパレートタイプのキーボードが人気なようで、↑このタイプのキットが多数展示されていました。
一見Alice配列のようで、よく見ると全然違う。キートップが横ではなく縦方向にズレて配置されているし、中央下あたりのキーが何用なのかもよく分からない。自作キーボードの世界ではレイヤー(Fnキーのような修飾キーとの組み合わせを多用することで少ないキー数でも効率良く入力できる仕組み)が一般的とのことだからそのためのキーなのだと思います。でも仮に私がこれに慣れてしまったら他のキーボードが使えなくなってしまいそうで、ちょっと手が出ないなあ。
一般的な配列で分割だけされている、というタイプのキーボードもあり。
セパレートを試してみるならこっちの方がとっつきやすそう。というかこれでいいんじゃないか感。
こんなのもありました。なんかキートップがうねってるんですけど!
いわゆる「シリンドリカル・ステップスカルプチャー」の発展系ですね。指の動きに対して円弧状(指の第二関節あたりが中心点)にキーを配置することで指の負担を軽減しようというアプローチでしょう。考え方は分かるけど見た目がちょっとキモイ(汗
あとは先ほどのセパレートタイプのエルゴキーボードにトラックボールを一体化したキーボードもありました。
自分の手首の痛みがキー配置もさることながらキーボードとマウスの持ち替え動作にこそ由来しているのではないか、と思っているからそもそも持ち替えの必要がないこのキーボードは理に適っています。むしろ最適解と言えそうな気もするのですが…文字入力やオフィスアプリだけならまだしも、Adobe系のアプリを使うならトラックボールはせめて人差し指で使いたいんですよね…。このキーボードについているトラックボールは私の好みよりも軽い感じだったのも今ひとつ。でもアプローチとしては面白いから一度自分の環境で試してみたくはあります。
またキーボードだけでなく最近流行りの左手デバイス的なものの自作キットもありました。
私はキーボードショートカット多用派だからこういうダイレクトキーはあまり必要としていないのですが、ダイヤル系のデバイスはちょっといいなと思っていたんですよね。こういうので簡単なものを自作するのはアリかも。
ということで、深い沼の淵に触れてきた体験でした。
でもキーボードってカメラバッグと同じで自分にとっての最適解には何度か買い換えてそれぞれの不満点と自分の使い方を見極めないと最終的な正解にはたどり着けない世界なんですよね。おいそれと手を出してみるには深すぎる、だからこそ今まではKeychronあたりでお茶を濁していたわけですが。
とはいえ、なんだか昔初めてアキバのPCパーツ街で自作の世界に足を踏み入れたときのような感覚でちょっと楽しかったのは事実。他の人の事例も参考にしつつ、もうしばらく妄想してみることとします。

















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