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茨城県取手市のレバステーキ定食

「まさかの茨城、取手内臓祭り」

取手

ドラマ『孤独のグルメ Season11』、先ほど放送された第9話の舞台は茨城県取手市でした。14年続いてきたドラマシリーズの中で茨城が舞台になるのはなんと初めて。東長崎から鹿嶋に移転した店とか茨城千葉の県境付近にある香取のお店もあったから、なんか茨城は訪問済みみたいな感覚でいました。しかしこれでようやく関東地方の全都県に『孤独のグルメ』が訪れたことになるわけですね。

今回のお店はJR取手駅から徒歩10分ほど。とても飲食店があるようには見えない静かな団地の奥に、唐突に現れるがこちらのお店です。

越後屋

越後屋

越後屋。日本人的には二言目には「そちもワルよのう」と続けたくなる店名だけど、ここが茨城であることを考えるとむしろ水戸黄門(世を忍ぶ仮の姿として「越後のちりめん問屋」を名乗る)との関連性があるのか?と思ってしまいますがいずれにしても考えすぎですね。

放送前にもかかわらず大行列。Googleマップや食べログには11:30開店とあったから11時過ぎにお店に来てみたところ、なんと既に営業が始まっていました。こういう都市部じゃないところの個人店、ネットの情報はアテにならないことが多い。
とはいえ昔ながらの定食屋、回転は速めなようでそれほど待たずに入店できました。

越後屋

店の中に暖簾、何故か店内に向けて掛けられている。
順番が来たタイミングが良かったのか、通された席は見事ゴロー席!これは嬉しい。

中の雰囲気はどことなく舞木ドライブインを彷彿とさせる。Season11にこれまで登場した飲食店の中で、最もオーソドックスに「孤独のグルメらしい」お店といえます。

越後屋

それにしてもめちゃくちゃ渋い店。壁の短冊メニューも実に味がある。
全体的に達筆で、特に「目玉焼」「お新香」の書きっぷりなんてまるで将棋の駒のような風格すら感じる。

周りのお客さんの様子を見る限りではやっぱりレバステーキと餃子の人気が高い模様。

越後屋

こっちにもメニュー。品数豊富、しかもどれも元気が湧いてきそうなメニューときたもんだ。
これはこれで、昔のワープロ専用機で作ったかのような懐かしさがある。なんだか四十年前に時間を遡ったような気分。

しかも孤独のグルメ的には伝説回のメニューであるハムエッグ定食があるのも見逃せない。いろんな意味で、孤独のグルメに出るべくして出た店なのかもしれない。

越後屋

テーブルには多数の調味料の類。
でも醤油だけ見当たらないぞ…?と思ったら、醤油とマヨネーズだけ業務用サイズの容器がデデン!と置いてあって衝撃を受けました。マヨネーズを遠慮なくかけていいっての、ちょっと嬉しいよね。

越後屋

まずは餃子から運ばれてきました。

パリッとした焼き目が絶妙すぎる。でも皮自体はもっちりした感じなのが見た目からわかる。暖簾にも「餃子の店」ってわざわざ書いてあったし、これがこの店の名刺代わりの一品なんだろう。

越後屋

孤独のグルメらしく酢ゴショウでいただきます。個人的には酢ゴショウはブラックペッパーを削るのが好きだけど、この店は粉末状のホワイトペッパーでした。

おお…パンチのある濃い味!目が覚めるような餃子だ。肉汁が止まらん。
餃子自体の味がしっかりしてるから、これはやはり醤油ダレよりも酢ゴショウでさっぱりめに食べるので正解だった。

これは一朝一夕でできるもんじゃない。暖簾の文字は伊達じゃない。

越後屋

続いてレバステーキ定食。

おお~~~っ、これは…!
大ぶりのレバーがゴロゴロ。この存在感、確かにレバ「ステーキ」だ。食べレバ、きっとステキに違いない。

越後屋

分厚くてプリプリした食感のレバステーキ!こういうレバー、大好物。しかも、レバーのくさみ0%。
そこに濃厚なタレ、っていうかほぼステーキソース的な力強い味がたまらん。ご飯が進みまくるレバーのステーキだ。

レバーって孤独のグルメ的には豚バラに次ぐ定番食材だと思うけど、このレバステーキはこれまでの中でもトップクラスにうまい。あまりにうまくて、食っても食っても食い飽きない。どういうことだ。

越後屋

こちらは肉野菜定食。これもまた、普通の店の1.5倍くらいある大ボリューム。客を絶対に満足させて帰す、そういう決意みたいなものが伝わってくる。
こういう店で、こういうメシをモリモリ食ってこそ、働く男の力が湧いてくるんだ。

越後屋

そしてホルモン焼(単品)。あれだけの絶品レバステ、追加の内蔵いっちゃうでしょう。
メニューには定食のみで単品は書かれてなかったけど単品でも頼める模様。

というか、当初モツ煮込とホルモン焼で迷ってモツを頼もうとしたら売り切れ。そこにすかさず店員さんが「ホルモン焼単品ならできますよ?」と訊いてきてくれて、完全にこちらの行動原理が読まれてる(笑

このホルモン焼もいい。ホルモンたっぷり、しかもタレの味もうまい。レバステのタレとは違う、濃い味の甘辛ダレ。
どの料理もボリュームがあってけっこうお腹いっぱいなのに、スルッと喉を通り、ストンと胃袋に落ちていく。

越後屋

レジ裏には今回の出演者オールスターのサインが並べられていました…と思ったら、その中に紛れて「モヤさま」のサインが(笑)。2020年に取り上げられていたみたいですね。

そしてこのサイン色紙から分かるのは撮影から放送までほぼ二週間しかないこと。Season11は他の回も含めかなりリードタイムが短い制作スケジュールになっていて、追いかけるほうも大変です。
また仕事パートに出演した福地桃子さんと女将役の藤田朋子さんがお店パートの撮影日じゃない日にサインをしていることも分かります。藤田朋子さん、きっと撮影前に食べに来てお店の雰囲気を感じておきたかったんだろうなあ。

越後屋

茨城の、団地の中の定食屋。そこで料理と人情にたくさんの元気をもらえた気がする。
Season1から14年経って、改めて『孤独のグルメ』の原点に戻らせてくれた店でした。

レバステーキの王様に栄光あれ。
ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(一部未巡礼店あり)。ドラマ『孤独のグルメ』漫画『孤独のグルメ』

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