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埼玉県蓮田市の台湾ラーメンと小籠包

「おお、台湾の匂い」

翠芳

ドラマ『孤独のグルメ Season11』第8話の舞台は蓮田でした。北関東方面には滅多に行かない私は初めて降りた場所で、宇都宮線に乗ったのだってSeason9の聖地巡礼以来。駅を降りて徒歩数分、幹線通り沿いにあるローカルな台湾料理のお店が今回の舞台。
中華料理の店なら日本中どこにでもあるけど、台湾料理とはちょっと珍しい。本場の台湾料理ならこないだ食べてきたところですけどね。

ピンク色のちょっとかわいい台湾料理屋、まるで蓮田に咲く蓮の花。入ってみようじゃないの。

台湾料理 翠芳

翠芳

実は事前に電話で予約してあったのですが、メモがちゃんと残っていなかったのか?話が通っていませんでした。でも「とりあえずここ使って」と言われて奥の小上がり席に通されました(最終的には何とかなった模様。こういうプチトラブルも個人店あるある)。写真手前のテーブルがゴロー席ですね。

放送前の訪店にも関わらず大盛況で、我々の後には何組も入店を断られていました。台湾出身のお母さんが一人で営業しているから混んでくるとかなり大変そう。

翠芳

メニュー、達筆。基本的には町中華的な品揃えの中、「魯肉飯」の文字があるのが台湾料理ならでは。でも読みが「ルーロー飯」じゃなくて「ローバー飯」と振られているのは初めて見た。調べたら「ルーロー飯」は中国語読み、「ローバー飯」は台湾語読みという違いのようです。
それにしても「魯肉飯セット」、それぞれがメイン級であるローバー飯ともやしそばの組み合わせはパンチが強い。

翠芳

麺飯物以外の一品料理はメニュー表に。各テーブルに備え付けられているわけではないから隣の席と貸し借りしながら見るのがこういうお店らしさ。
注文は「忙しいからこれに書いて!」とお母さんに紙とペンを渡されました。まさに劇中と同じやりとり。

さて、何を食うか…と迷っていたらお母さんが「水餃子、イカ団子、今日もうない!大根餅もない!」という強めのアピール。どうやらお昼で売り切れてしまった模様。それはまあ仕方ない。しかしこのお母さん、忙しくなってくると口調がめちゃチャキチャキするのがすごく味がある(笑)。口調が強めなのは怒ってるわけじゃなくて日本語の丁寧な言い回しが得意じゃないだけっぽい。

翠芳

注文を済ませたら、まあとりあえずはビールでしょう。
メニューには生ビールもあったけどお母さんそれどころではなさそうだし、常連さんの動きを見倣って自分で冷蔵庫から瓶ビールを取ってきます。ビールの本数は会計時に自己申告制らしい(笑

ビールを注いでいるところにお通し的なものが運ばれてきました。

翠芳

栓抜きもメニューと同様に隣のテーブルと貸し借りしながら使う感じっぽかったのですが、なんかよく見ると各卓に備え付けられている伝票クリップの台座が栓抜きを兼ねている模様。
ちょっとコツは要ったけどこれでも無事抜栓できました。

翠芳

料理の方は青菜の五目炒めから。青梗菜を主体にイカやエビ、豚肉と数々の野菜が一緒に炒められたもの。まさに「こういうのでいいんだよ」的な五目炒め。

味付けが実にちょうどいい。町中華のようであり家庭的なおふくろの味のようでもある。具材のうまみがタレによく染み出てるのがいいんだなあ…こいつはビールが進んでしまう。

翠芳

五郎が食べていた水餃子もイカ団子も売り切れだったので、代わりに点心。小籠包ならありました。やっぱり台湾料理ならこれだよね。

モチモチ皮に包まれた中にうまみがギュギュっと凝縮されたスープがすごくいい!この小籠包、台湾の某有名店にも負けてないんじゃないの。

翠芳

続いて台湾ラーメン。なんと、これが台湾ラーメンか…名古屋メシとしての台湾ラーメンとは全くの別物、むしろ日本における伝統的な「中華そば」そのものに見える。

でもいいじゃん、こういう王道中華そば大好き。
いただきます。

翠芳

あー…いい。麺もうまいしスープも濃すぎず、薄すぎず、まさにちょうどいい。優しいけど奥深い。

台湾のスープ麺というと担仔麺のイメージが強かったけど、こういうタイプの台湾ラーメンも実際にあるんだろうか。それとも台湾ラーメンを名乗っているだけで日本で独自に進化した「中華そば」の流れを汲むものなんだろうか。いずれにしても、好みのど真ん中ストライクの中華そば。
ただ中華そばと唯一違うのは、載ってるのがチャーシューじゃなくて角煮という点。これだよ台湾は。

家庭風味の台湾。ちょっと夜市の味、思い出した。

翠芳

そしてこちらが魯肉(ローバー)飯。
魯肉飯というと白飯の上にサイコロ状の豚角煮が乗っているのが一般的だと思うけど、このローバー飯はごはんの上に肉味噌と塊の角煮という見たことないタイプ。角煮と玉子とザーサイの最強混ぜご飯、これはこれでメチャうまそう!

食べてみると確かにこれは魯肉飯。でもそこまでガッツリ濃い味という感じじゃなくて、いくらでも飽きずに食べられる味。やっぱりこの店、いろんな味付けが優しくてちょうどいいんだなあ。

翠芳

久住さんが食べてた葱油餅。大根餅が売り切れということでこっちを注文してみたところ、これがうまい!
モチモチというよりはモッチリ×パリパリのハイブリッド食感。見た目以上にボリューム感がありネギの味と香りも相まってビールの良い相方になる。これすごくいいじゃないか。

翠芳

瓶ビールが進みまくって実に4本目。冷蔵庫のスーパードライが切れたから一番搾りにスイッチしました。ちなみに冷蔵庫にはスーパードライ、一番搾り、黒ラベルから選べたのがビール好きとしては嬉しいけど、他に青島とかの中国ビールも見かけたなあ。

翠芳

さらに干し大根と卵炒め。中華系の卵炒め、いかにも家庭料理っていう感じなのが好き。トマト卵炒めとか定番ですよね。
コイツは干し大根のうまみが前面に出てて、これまたビールによく合ってくれる。

ちなみに、店主のお母さんは閉店間際になるまでずっと忙しそうで、代わりにドラマにも登場した常連の「阿部さん」(劇中では俳優さんが演じていた)が注文を取ったり料理を運んだり空いた食器を下げたりと大活躍しつつ、周りのお客さんに撮影時の裏話をされていたのが面白かった。この店に16年くらい週2で通っていて、忙しいときは自主的に手伝っているとのこと。もう実質的には名誉店員級、こういう常連さんに支えられる店っていい店だよなあ…。
お母さんも忙しくて手一杯な時は少しぶっきらぼうだったけど、お客さんが引いて落ち着いてきたらいろいろ話してくださいました。劇中以上にご本人の方がユニークでよくしゃべる、本当に「お母さん」という感じのする方でした。

翠芳

なおドラマの放送後ほどなくしてしばらく休業期間に入るとのこと。孤独のグルメ登場店では放送後の混雑を避けるために少し休業するケースがありますが(制作サイドからそういうアドバイスをしていると思われる)、この期間にお母さんが台湾に帰省する予定だとか。しかし元から貼られていた休業のお知らせが目の前で書き換えられていって、そのライブ感が可笑しかったです(笑。

そんなわけで放送後はほぼ丸一ヶ月お休み。またその後は来年に店舗改装のための休業を予定しているそうです。今は離れて暮らしている娘さんの家族が同居し、いずれはお店を継ぐということでそのための改装だとか。だから来年も長期休業期間があるはず。私は7月以降のどこかで、改めて水餃子とイカ団子を食べに行こうと思っています。大根餅も気になるなあ。

お母さんが台湾でゆっくりされて、また元気にお店を再開されることを願っています。
ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(一部未巡礼店あり)。ドラマ『孤独のグルメ』漫画『孤独のグルメ』

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