「台湾といえば夜市だろう」
大満足だった酸菜白肉火鍋に続いて、『孤独のグルメ 2023大晦日スペシャル』聖地巡礼のラストは夜市。Season5の台湾回でもラストに五郎が寧夏夜市にふらっと消えていくシーンがありましたが、2023年の大晦日SPは夜市で食べて〆でした。その舞台となったのが松山空港近くの饒河街観光夜市。名前に「観光」とある通り、台北の中でも有名な夜市のひとつです。
台北の夜市、毎日17時頃からお店が出始めて24時頃まで賑わっています。観光客中心の夜市もあれば地元民が普通に使う夜市もあって完全に台湾の文化という感じ。並んでいるお店がどれもおいしそうで目移りします。日本人的にはもう毎晩がお祭りに見える。
日本のお祭り屋台だとたこ焼きや焼きそば、人形焼など食べ物の種類はある程度決まっているものですが(最近はケバブとかハットグの屋台も一般化してきましたが)、台北夜市の屋台は本当に幅広い。定番の臭豆腐、香腸、鶏排からその場で焼いてくれる海鮮や生搾りフルーツジュースまで。しかも日本のお祭りの屋台よりも数が多くて歩き回っているだけでも楽しい。
なんか変なの発見。クロックスのサンダル風の人形焼(?)です。ちゃんとそれ専用の金型まで用意してあるというね。でもたい焼きみたいなものならまだしも、サンダルをモチーフとした食べ物ってそれ食欲をそそられるのか?という疑問は尽きない(笑
日式(日本式)の屋台もけっこう出ています。こちらはおでんと寿司の屋台。台湾料理の匂いに混じって嗅ぎ慣れたおでんの匂いが漂ってくるのはちょっと面白い。わざわざ日本から来てこれを食べる気はしませんが、赴任で台湾にいたら時々食べに来たくなっちゃうかもなあ。
こんな屋台が出ている通り沿いで衣料品店が当たり前に営業しています。しかも入口全開。台湾料理って臭豆腐を筆頭に独特の匂い(主に八角)を発するものが多いけど、そのど真ん中で服売って大丈夫なんだろうか。
そしてここで台湾ビールを確保。九份ツアーでガイドさんが「夜市に行くなら絶対飲むべき」と教えてくれた18Daysビールです。加熱処理を経ていないから製造から18日間しかおいしさを維持できず、従って台湾国内でしか流通していないというもの。普通の台湾ビールもスッキリと飲みやすいものですが、18Daysはさらに苦みが少なくてグイグイいける。夜市を歩きながら飲むのにちょうど良い感じ。
本当はコンビニで買おうとしていたのですが周辺のコンビニでは全然見かけず、やや割高だと解りつつも屋台で買いました。まあこれも体験だからいいか。
そしてこういうところで食べたくなるのが香腸(ソーセージ)。これも九份のガイドさんが「いろいろあるけど炭火で焼いてる店がおすすめ」ということで探してみました。そしたらいろんな種類の香腸を豪快に炭火で焼いている店を発見!これは見るからにうまそうだ。
一番オーソドックスな香腸を購入。
表面パリッ、中から肉汁ジュワ~系。でも味と香りがよく知るソーセージとは全然違う。シンプルな豚肉とは違う香りを感じるし、えもいわれぬ甘さがある。調べてみたら台湾の香腸はシンプルな日本やドイツのソーセージとは違ってスパイスと砂糖を使って仕上げるんですね。好き嫌いは分かれそうだけど私は気に入りました。時々思い出して無性に食べたくなる系の味。
こちらは胡椒餅。台湾食べ歩き系グルメの定番ですね。台湾の胡椒餅としてはこの饒河街夜市の店が発祥だとか。有名なだけあって早めの時間に行ったら大行列ができていて、夜市を一往復してから改めて買いに来ました。
これが胡椒餅。餅というけど実態は「表面をカリカリに焼き上げた豚まん」という感じで、中身は肉汁たっぷりの肉肉しい肉に胡椒の刺激感。それがふっくらではなくカリカリに包まれているというのが面白い。大阪の551の豚饅が好きな人はハマる味じゃないでしょうか。
作り方、窯の内側に貼り付けて焼くんですね。まるでナンみたい。中国料理だと餃子もシルクロードを渡っていろんな地域で定着した料理だけど、この胡椒餅もいろんな食文化との連なりを想像します。
さて、ここでようやく本命の屋台です。
饒河街の西側、セブンイレブンの前にある「難忘米粉湯」が五郎が食べていた屋台。店名は「忘れがたいビーフンスープ」といったところでしょうか。
実はこの店、ネットの情報だとGoogleマップでは定休日不明、台北ナビでは「月火定休」となっていました。私は月曜昼台北入り→水曜午後帰国の旅程を決めた後で「月火定休」の情報を発見してしまいもう一度来るしかないか…と覚悟していたのですが、ダメ元で(休みであっても普通に夜市を楽しむつもりで)現地に来てみたところ月曜日は休業でしたが火曜日は営業してました!なんでもやってみるものですね。
こんなところに松重さんとの記念写真。
ちなみに私が行ったときには劇中に登場したおかみさんではなく男性の店員さんが営業していました。息子さんかな?
メニュー、読めないけど漢字でなんとなくわかる。ちなみに「猪」は日本語でいう豚で、本来のイノシシは「野猪」と書くらしい。
あとは嘴邊肉ってなんだろう…鶏肉?と思ったけど調べてみたところ豚のほほ肉らしい。それも気になる。
ん~、どれもこれもうまそう。
でも注文するものは決めてきてあるんだ。
とりあえずオーダーを済ませて着席。
劇中では五郎が屋台のカウンターで食べている場面がありましたが、実際は屋台の横にあるテーブル席で食べることができます。饒河街夜市は座れるところのない店の方が多くて、こうやって落ち着いて食べられる場所は貴重。
で、これが米粉湯(小)。文字通りのシンプルなビーフンスープです。
でも見た目がなんか一般的にイメージされるビーフンとはだいぶ違う。
太くて短いビーフン。こういうタイプのビーフンは初めて。
でも食感がモチモチしていて食べ応えある。この食感、摩訶不思議。
感覚的にはビーフンっていうより小ぶりのトッポギって感じ。麺のように啜るんじゃなくて、箸でつかんでワシワシ食べる。
出汁が効いたスープの味が日本人的にも馴染み深い。あぁ、やさしい。
少しパンチが欲しくなってテーブルに備え付けられていたチリソースをちょっとだけ入れてみました。
本当に少しだけ入れたつもりだったのに、想像以上にガッツリ辛い!チリソースじゃなくて胡椒振る程度にしておいた方が良かったか。でもやさしいスープに一本芯が通った感じになって、これはこれで。
こちらが乾拌麵。これもゴローが食べてたのと同じ小サイズだけど、結構ボリュームある。
見た目は焼きそばっぽいけど実態は汁なし麺。前に台湾の問屋街で食った汁なし麺だ。なんか懐かしい感じがしたんだよ。
「乾拌麵」って要は汁なし混ぜ麺ってところか。そういえば「台湾まぜそば」という台湾と関係ない名古屋メシがあるけど、むしろこっちが本当の台湾混ぜそば。
おお、ハオツーハオツー!タレが抜群にいい。
ピーナッツの風味もあるような?ちょっと汁なしタンタン焼きそば感。こういう味大好き。
いかにも屋台メシっていう感じの屋台メシ、楽しくてうまい。
聖地巡礼を含めた台湾夜市、満喫しました。台湾の人にとってはこれが日常なんだろうけど、日本人的には非日常感が溢れてて楽しかったなあ。定休日だと諦めていたお店にも行けて本当に良かった。
個人的にはこれで士林、寧夏に続いて饒河街と台北の三大夜市といえる夜市をコンプできました。次に台北に来る機会があれば別の夜市にも行ってみたい。
というわけで、これにて『孤独のグルメ 2023大晦日スペシャル』の聖地巡礼をようやく完遂しました。沖縄から台湾に至るまで、どこも良かった。
今後スタートする予定のSeason11の聖地巡礼レポートにもご期待ください。
ごちそうさまでした。
■ドラマ『孤独のグルメ 2023大晦日スペシャル』聖地巡礼エントリーまとめ
1. 沖縄県国頭郡今帰仁村のちまぐ定食とふーちゃんぷる
2. 沖縄県中頭郡 残波岬の黒糖ミルクぜんざい
3. 沖縄県宜野湾市のステーキとタコス
4. 台湾台北市大安区の酸菜白肉火鍋
5. 台湾台北市松山区の米粉湯と乾拌麵
























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