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東京都江戸川区京成小岩の激辛四川料理(再)

「確か、このあたりだったよな…あ、あったあった」

珍珍

先日新小岩の貴州火鍋を食べたら隣駅の四川料理が久しぶりに食べたくなったので、改めて小岩まで行ってきました。

元々は『孤独のグルメ Season2』第 6 話に登場したお店が、Season9 第 7 話で再登場。劇中では緊急事態宣言下で休業中のため五郎は別の店を探す…というストーリーでしたが、小岩から新小岩って真夏に徒歩で行く距離じゃないと思う(笑。

そんなわけで 9 年ぶりにやって来たこの店。良かった、変わらずに続いていて。
さすがに年月が経つと店構えもちょっと変わっていて、暖簾が新しくなっています。しかも日本人なら絶対読み間違えるだろう店名にちゃんとルビが振ってある(笑

四川家庭料理 珍々(ゼンゼン)

珍珍

店内はアクリルのパーティションをはじめ、感染対策もしっかり。換気のためか入口は閉め切らずに営業しているようです。

今回はカウンター席に通されました。そのせいか、以前来たときとは店内の眺めが随分違って見えます。

珍珍

お品書き。中華料理店としては種類はさほど多くないものの、定番をきっちり抑えた王道メニュー。辛い物好きの日々の中華料理としてはこれだけあれば毎日でも来れそうな品揃え。

ちなみにかつては裏メニュー扱いだった「じゃがとろ」が、ドラマでの紹介を経て今やなにげにレギュラーメニューに昇格。孤独のグルメの影響力を感じます。

珍珍

持ち帰り!そういうのもあるのか(お約束

この一年半の間に飲食店にテイクアウトメニューが用意されている光景も当たり前になってきましたね。

珍珍

まあ何はなくともまず生ビール!
緊急事態宣言解除後も夜の外食はまだ以前のような頻度ではできていないので、外で飲む機会があるとまるで噛みしめるように飲んでしまいます。やっぱり自宅で飲む缶ビールとは違う世界の飲み物だ。

珍珍

料理は蒜泥白肉(豚肉のにんにくタレかけ)から。
豚バラにニンニク、白ごま、ネギ、辣油ときたらうまくないわけがない。ピリ辛で期待を裏切らない味。

そうそう、今日の俺は四川の辛さを求めていたんだ。

珍珍

そして定番メニュー化されたじゃがとろ。あぁ、これもう一度食いたかったんだよなあ。

マッシュポテトに甘じょっぱいそぼろあん。四川じゃなくて日本のおふくろの味と言われても通じそうな、郷愁を誘う味。
そぼろあんのうまみをじゃがが全部受け止めて、まるでばあちゃんのような懐の深さを感じるうまさ。なんかホッとするよ。

じゃがで、とろ。確かに、こいつの名は、じゃがとろだ…。

珍珍

辛口中華を食べると紹興酒が欲しくなる。
というわけで、三国演義の 10 年。四川省はまさに三国志の蜀の国だから、四川料理にこの紹興酒が合わないわけがない。

珍珍

続いて麻婆茄子。この麻婆茄子がまあうまかった!

プリプリとした弾力感と、シャクシャクとした歯応え。ピリッと辛くてうまみもある中に、青唐辛子がガツンと入ってるのもいい。
これだけ食べ応えのある麻婆茄子にもなかなか出会えないぞ。プリシャクの茄子、いいじゃないか。

珍珍

さらに泡椒鶏(鶏肉と漬物炒め)。メニューからだとどんな料理か想像しにくかったけど、漬物って唐辛子の漬物なのか!
唐辛子を漬物にすることで、辛さはちょっと抑えられて代わりに深みとうまみみたいなものが出てきている。で、そのうまみが鶏肉に移ってすごくうまい。これはちょっと驚いた、でも気に入った。他の店で見たことがないけど四川ではこういうのが一般的なんだろうか。

珍珍

ああ、久しぶりに来たけどやっぱりうまかった~。
でも、以前感じた噎せ返るような激辛はあまり感じなかったかも。味付けが少し日本人向けにアレンジされたのかもしれないけど、こっちもこっちでブータン料理とか貴州料理とか遠慮ない辛さを体験して耐性が上がったのか。

こういう店が、厳しい状況を乗り越えて営業を続けてくれていることに感謝。これからもずっと続いていきますように。
ごちそうさまでした。

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