スポンサーリンク

豊島区東長崎のしょうが焼目玉丼

「さああ、何を食おうか。それこそ、パッと入って、ズバッと決めて、チャチャッと食いたい」

せきざわ食堂

ほうら、この店構えなんて、実に俺好みだ・・・というわけで、こどグル強化月間につき(なんだそれ)ドラマ『孤独のグルメ』第 10 話に登場した東長崎の「せきざわ食堂」を訪れました。

豊島区東長崎。井之頭五郎も言ったとおり、池袋からほんの二駅にしてガラッと雰囲気が変わる、生活感が丸出しなのがこの界隈だと思います。というか、西武池袋線沿線は割とどこもこういうごちゃっとして生活感あふれる、良く言えば人間味のある街ばかり、というイメージがあります。個人的にはあまり馴染みのない街・・・というか、このドラマに出てくるお店は大半が東京 23 区の北側にあるので、必然的に私は縁のない街が多いという。

壁面にずらっと並んだメニュー。「ハムエッ」とか誤記があるのも手作り感が滲み出ていて悪くない(笑)。そしてどのメニューも激安で、飲まずに食べて 1,000 円からが標準な東京の外食価格に慣れていると、確かにゴローちゃんばりに「きゃーーー」という嬉しい悲鳴も出てきそうになります。このエリアは周辺に大学が多いこともあってか、学生価格という印象で、確かに見渡してみると他のお客さんは学生さんか、地元のおじちゃん・おばちゃんっぽい。

いいじゃないか、いいじゃないか。期待を裏切らないこの雰囲気。さあ、何を食おうか。


ここはひとつゴローちゃんばりにサイドメニュー三品で攻めよう、と行きたいところですが、さすがに量的に無理そう(;´Д`)。でもこれだけは食べたいと思っていた、肉じゃがをいただきます。

・・・そうそう、こういうのでいいんだよ。本当に「肉」と「じゃが」で「肉じゃが」、玉ねぎとか人参とか白滝とかが入っていないシンプルさがまたいい。個人的には、この味のしみ方はおふくろの味というよりも「ばあちゃんの味」のイメージ。肉は少なめながら、じゃがいもに煮汁がよーくしみこんでいて、じゃがいもが少し溶けているくらいの煮え方がちょうどいい。

汁と一緒にじゃがいものかけらがドゥルドゥルッと入ってくるのがたまらん。むしろこの汁が一番おいしい(笑。これで 160 円ですよ、安すぎる。

そして出てきました、メインディッシュの「しょうが焼目玉丼」。ドラマのテロップ曰く「ガンガン行ける最強の丼」(笑。

大盛りの白いごはんの上に千切りキャベツ、豚しょうが焼、ピーマン、紅しょうが、そして卵 2 個ぶんの目玉焼き!十年ぶりくらいに使った先割れスプーンで半熟の目玉焼きを割って、見た目なんて気にしないでしょうが焼とご飯を絡めて、これほどガツガツが似合う丼もありません。ゴローは醤油を垂らしていましたが、しょうが焼のタレの味だけでも十分。問答無用のうまさです。しょうが焼はもう少し肉が多かったほうが嬉しかったですが、目玉焼きとご飯のボリュームのおかげでお腹いっぱいになりました。
ちなみにこのしょうが焼目玉丼についてきた味噌汁は非常にオーソドックスな豆腐とわかめの味噌汁。これもまた、まぎれもなくばあちゃんちの味噌汁の味。

私が座っていたのは劇中では「カツ丼女子席」だった席ですが、そのすぐ脇の壁に松重豊さんと久住昌之さんのサイン色紙が貼られていました。意外にも、と言ったら失礼かもしれませんが、けっこうテレビで紹介されたことのあるお店のようで、他にもたくさんのサイン色紙が。

というか、本編と「ふらっと QUSUMI」の収録は 2 週間近く空けての撮影だったのか。

あァーーー、ごちそうさまでした。これで 700 円、本当に安い。お店に着いたときにはかなりお腹がが空いていたのに、かなりいっぱいになりました。

隣の席の人は私も気になっていた「とくまるカレー」を頼んでいました。がっつり大盛りのカレーに揚げ物が 4 種と目玉焼き、他にもいろいろ乗って 600 円。学生時代ならともかく、今あの量を食べきれるかな・・・と思ってしまうほどの大盛りでしたが、一度挑戦してみたい気も。

ここは門仲駒込根津あたりと並ぶいかにも「こどグルらしい」お店だと思います。他にも食べてみたいメニューがたくさんあったし、自宅とか職場の近くにあったらしょっちゅう通っちゃうだろうなあ。近くに似たようなお店がないか、探してみようかな。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~10&原作
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、2023 年大晦日スペシャルの台湾編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。 ドラマ...

コメント

スポンサーリンク