最近半ば芝生育成日記と化しているこの blog ですが、気にせず続けていきます(ぉ
三週間前に張り替えた芝生がだいぶ伸びてきました。
ターフ単位で個体差はあるけど概ね 5cm を超えるくらいの長さになってきて、もう完全に根が張ったと考えて良さそうです。初めての芝張りで成功するか不安でしたが、見事に定着してくれました。
そろそろ一度芝刈りをして密度アップと横方向への生長を狙っていこうかと思います。
新しい芝がこれだけ元気だと、一方で既存の芝に元気がないことが気になってきました。
張り替えた芝は新しい上に養分の多そうな黒土がついていたこともあって勢いがありますが、既存芝はなんかほっそりしているし色も薄い。まだ冬枯れから復活しきっていないような印象です。枯草色の部分にはサッチも混ざっているんでしょうし、先日散布したサッチ分解剤の効果に今後期待したいところですが、新旧の芝でこれだけ差が出るということは土壌自体が痩せていて芝生にとって良くない環境になっていることが考えられます。
今のマンションに引っ越してもうすぐ九年、その間肥料らしい肥料もやったことがない(肥料入りの除草剤を何度か撒いたくらい)から養分が足りていない可能性は十分あり得る。というわけで肥料を撒いてみることにしました。
園芸用肥料大手のハイポネックスが発売している芝生用固形肥料です。観葉植物の鉢にこのロゴが入ったアンプルタイプの液肥が刺さっているのをよく見かけますよね。
600g で芝生面積にして 30~60m2 に散布できる分量。ホームセンターに行けばもっと大容量で安いのがたくさん売られていますが、我が家の狭い庭には多すぎるのでこれくらいの容量が保管含め扱いやすいかと。たぶんこれで我が家の庭に 3~4 回散布できる量があるはずです。
組成は植物の生長に必要な窒素・リン・カリウムを中心にマグネシウムとカルシウムを混合したもの。大粒の顆粒で、このまま手づかみしてパラパラと撒いていきます。
固形肥料は土中で溶け出したり分解されたりして一ヶ月くらいかけてジワジワ効果を発揮していくものなので、とりあえず芝に勢いのない今手っ取り早く効く液体肥料も併用してみました。
同じくハイポネックスの芝生用液肥。固形肥料とは組成が若干違いますが、液体なので芝の根からそのまま吸収されて即効くのがポイント。その代わり持続性がないから基本的に 1~2 週間おきには散布する必要があるのがちょっと面倒くさい。なので生長の初速をつけるために液肥を使い、土壌改善も含めたその後の育成に固形肥料を併用する作戦です。
原液は鮮やかな黄色で、見た目も匂いも人間用の強力な栄養ドリンクによく似ています。生物である以上は必要な栄養分もよく似ているということでしょうか。
これを水で 500 倍に希釈して散布していきます。キャップ半分(10mL)でも 500 倍希釈だと 5L になり、そんな散布器は持っていません(汗)。そこで目分量でキャップ 1/4 弱くらいを 2L の噴霧器の容器部分で希釈し、家にあった 1L のじょうろで撒いていく手順を摂りました。メーカー推奨は 1m2 あたり 2~3L ということで、とにかく希釈液を何回も作り直さなくてはならないのがめんどくさい(;´Д`)ヾ。調べてみたところ散水ホースに直結できる希釈散布器なるものも存在するようだし、今後のために買ってみようかな…。
で、さっそく散布してみました。二週間で二度散布した後の状態がこちら↓。
明らかに芝の緑色が鮮やかになっています。散布した翌日から効果が出ているのを実感できるほどで、念入りに散布したところとそうでないところでは明らかに色が違っており、もともとあまり元気がない黄緑色っぽかった芝が濃緑色に変化。
俯瞰写真だと地肌やサッチのほうが目立って緑色具合が分かりにくいですが、斜めから見るとこんな感じになっています。
芝生の上に立つよりも自宅の窓から庭を見たときの方が緑化の具合が実感できます。
あくまで元から生えていた芝の色が良くなって元気が出てきたように見えるだけで、芝が剥げていた部分にもりもり生えてきたとまではいきませんが、まずは既存の芝が元気になることで今後に繋がることに期待。最終的に新しく張った芝とどこまで馴染んでくれますかね。
植物ってもっと難しいと思っていたけど、手をかけてやればやっただけ結果を出してくれるのが面白い。狙い通りの結果にならないことの方が多い仕事よりも報われますね…。
田舎の父が引退後にミニ家庭菜園に熱中しているのですが、その気持ちがちょっと理解できたような気がしました(笑。
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