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FE 28-60mm に似合うクラシックメタルレンズフード

α7C の標準ズームレンズ FE 28-60mm、当初はステップアップリングをレンズフード代わりに使っていたのですが、もうちょっと見た目を良くしたいと考えてサードパーティ製レンズフードをつけてみました。

F-Foto / クラシックメタルレンズフード ブラック スリム&ワイド 40.5mm HW40B

F-Foto って最近よくある中華系のカメラアクセサリーメーカーだとばかり思っていたのですが、日本国内(群馬)にある会社のようですね。とはいっても国内製造ではなく企画だけして中国に製造委託しているか、中国メーカーのものを買い付けて販売しているだけだと思いますが、販売元の素性がハッキリしていていざとなればサポートが受けられるというのは Amazon に数多ある中華セラーとは大きく違います。中華ブランドの類似品でもっと安いものも見つけたのですが、今回は安心を買いました。

ちなみに、買ってからこれどこかで見たな?と思ったら、サイカ先生や南雲暁彦さんが RF35mm F1.8 につけているメタルレンズフードのサイズ違い品だったという。またしても同じところに行き着いてしまったか…。
※追記:サイカ先生によると F-Foto は企画・試作まで国内で行い、製造のみ海外委託しているとのこと。

至ってシンプルなねじ込み式レンズフードです。フィルター径 40.5mm なので FE 28-60mm の他に APS-C の電動ズームレンズ E PZ 16-50mm などにも使えます。
外観は黒一色で余計な刻印が一切ないのが逆に良い。類似品だと変な場所にフィルター径が白で印字されていたりするようですからね。

レンジファインダー風のスリット入りレンズフードで、見た目は α7C にベストマッチ。
まあ α7C はレンジファインダーじゃないし、そもそもこのフード自体が短すぎて実用的な意味はほとんどないと思いますが、気分は出ます(笑

レンズ収納時には鏡筒の前面にこれくらい↑張り出します。
一般的なバヨネット式フードと違って逆付けはできませんが、出っ張りが最小限なのでこのレンズのコンパクトさを損なわないのが良い。

ただ、撮影時にはレンズを繰り出すので(↑写真はテレ端 28mm 時)、この状態はあまり美しくありません。
本来はこういうレンズフードは単焦点レンズにつけてこそだと思いますが、何もつけていない貧相な見た目よりはよほどマシ。

レンズフード側にも 40.5mm のフィルターネジが切ってあります。
私はここに元々レンズにつけていた 40.5mm→49mm のステップアップリングを装着してみました。こうするとレンズ前面に奥行き感が出てカッコ良さがアップするし、他の E マウントレンズ(特に 24/40/50mm の G レンズ群や Sonnar 55mm F1.8)とフロントキャップが使い回せるのが便利。

さらに 49mm のプロテクターをつけてみました。さすがにケラレるかなと思いましたが、何とか大丈夫な模様。
ちなみにこの状態だとフィルターがレンズフードよりも 0.5mm くらい出っ張ります。前玉はフードとステップアップリングである程度保護されるからプロテクターはなくても良いかなという気もします。

実用性(フレア防止)という点ではあまり意味がないフードではありますが、そもそもレンズの対反射性能やコーティング性能が十分高くなっている現在、見た目や使い勝手優先でフードを選ぶことは決して間違っていないと思っています。
特に FE 28-60mm はコンパクトでよく写る割に見た目や質感がちょっと残念だと思っていたのでした。それを補って撮影をさらに楽しくさせてくれるこのフードは良い買い物でした。

趣味で写真を撮るなら、いい写真を撮ること以上に「楽しく撮る」ことにこだわりたい。最近はレンズ選びよりもこの手の小物選びのほうが楽しいと感じている自分がいます。

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