仕事用 PC を USB PD 対応モデルに乗り換えたら、AC アダプターも USB PD のコンパクトなやつが使いたくなるじゃないですか。というわけで、最近話題の超小型 USB PD AC アダプターを購入しました。
USB PD アダプターは去年同じく Anker の PowerPort Atom III を買ったところですが、この Nano II のほうがコンパクトで持ち運びやすそうなので買い換え。
コロンとした立方体的な形状で、USB-C 一系統のみのシンプルな USB AC アダプターです。以前の iPhone 等に付属していた USB AC アダプターよりも一回り大きいだけというサイズ感で、多くの PC にも対応できる 45W 出力。見た目的にはせいぜいタブレットくらいしか充電できなさそうなのに、恐るべきパワーです。さすが GaN。
これだけコンパクトなのにコンセントプラグは折りたたみ式。もう完璧じゃないですか。
同じく 45W 対応の PowerPort Atom III と比べると大きさの差は歴然。PowerPort Atom III は薄いというアドバンテージがありますが、横幅があるからテーブルタップの形状によっては両隣のコンセントを塞いでしまうのがネックでした。でも Nano II 45W の形状であればほぼどんなコンセントであっても邪魔になることはなさそうです。いつどこで使うか分からないモバイル用 AC アダプターとしては、この違いは大きい。
PowerPort Atom III は買ったけどあまり使う機会がないまま買い換えることになってしまいましたが(汗)、とりあえず自宅で使おう…。
ついでに長めの USB-C ケーブルも購入しました。
Anker / PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8m (ブラック)
手持ちの USB-C to C ケーブルは 1m 未満のものばかりだったので。机の上に電源タップがある環境ならば 1m 程度のケーブルで事足りますが、電源が足元にしかない環境だと 1.8m くらいのケーブルが必要になります。
今回買ってみたのは Anker の最新モデル、最大 100W の USB PD に対応したケーブル。データ転送レートは USB 2.0 相当(480Mbps)なので Thunderbolt や Alt Mode には残念ながら使えません。
非常に軟らかくしなやかで、手触りもさらっとしたケーブルで絡みにくい。ただし 100W 対応だけあって普段使っている USB-C ケーブルよりちょっと太いのがモバイル用としては気になります。
コネクターの仕上げも美しく、ローズゴールドのアクセントカラーが施されているのでソニーの 1000X シリーズ(ブラック)の充電に使ったらよく似合いそう。オーバースペックですが。
ケーブルタイはシリコン製。従来の Anker のケーブルタイはベルクロ製で使うたびにバリバリうるさいのがちょっと気になっていました。これなら静かに使えるのですが、ベルト穴はもう少し微調整ができるようにしておいてほしかったところ。
PC 本体も AC アダプターも 45W なので、100W 対応のケーブルであれば余裕で対応できます。ただちょっと嵩張るのは事実で、この組み合わせで使うなら一回り細い PowerLine II ケーブル(60W 対応)のほうが良かったかもしれません。
純正 AC アダプター比で体積も重量も半分以下になりました。私は今も基本的に在宅勤務が続いていますが、それでも時々は出社したりシェアオフィスを利用したりするので少しでも荷物が減らせることは引き続き重要。
自宅では外付けディスプレイから USB PD 給電(兼 DP Alt Mode 出力)、外出先では今後は Nano II になるので純正 AC アダプターを使うことはもうほとんどなくなるかな。
USB PD アダプターを使うメリットは他にもあって、PC を買い換えても PD 対応機種であれば(消費電力が足りている限り)アダプターは使い回せるし、スマホやタブレットの充電にも流用できるのは重宝します。最近はスマホのバッテリー大容量化と電源利用可の飲食店が増えてきたことで、外出中にモバイルバッテリーで充電するよりも休憩がてら喫茶店に座って 15 分急速充電したい、というシチュエーションのほうが多いんですよね。Nano II 45W はスマホや iPad の充電にはオーバースペックですが普通のスマホ用充電器の感覚で持ち運べるので、PC を持ち歩かない日でもとりあえずカバンに入れておくのにも良さそうです。もう一個買って仕事用とプライベート用のカバンにそれぞれ入れておいても良いかも、というくらい気に入りました。
コメント