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We did it together. / HONDA & Red Bull

We did it together.

先週日曜日の劇的なレースに勝ってレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが 2021 年 F1 ドライバーズチャンピオンを獲得したのを記念して、青山のホンダウエルカムプラザにて記念展示が行われています。

私は今年もう何度入ったか分からないほど通った青山ですが、改めて見に行ってきました。(写真は全てソニー RX100 III にて撮影)

Honda ウエルカムプラザ青山|2021 Hondaモータースポーツ展示

We did it together.

2015 年の第四期 F1 参戦から苦節 7 年。個人的にはセナ時代からずっと応援し続けてきているから 30 年、ようやく願いが叶いました。
展示されているレッドブルのクルマは 2021 年仕様のカラーリングが施されたモックアップで今までに何度も見てきた展示ではありますが、チャンピオン獲得後に改めて見ると少し違った感情が湧いてきます。

We did it together.

「ワールドチャンピオン」という言葉の重みよ。
ライバル不在の勝利ではなく、パワーユニット時代の F1 を席巻し続けてきたメルセデスとハミルトンとのガチンコ勝負を制しての戴冠だからなおのこと価値があります。惜しくもコンストラクターズチャンピオンは逃してしまいましたが、F1 が本来ドライバーズ選手権であることを参戦するチームもドライバーもよく解っているからこそ、最後まであれだけ激しい競争が繰り広げられたわけです。

We did it together.

いつもの展示と違うのは、マシンの傍らにマックスとチェコ(・ペレス)のドライビングスーツを着たマネキンが立っていること。しかもよく見たらベルギー GP で実際に着用されたホンダとレッドブルの共闘 50 戦記念仕様のスーツじゃないですか。
マックスのマネキンが被っているキャップが「33」でないと思ったら、よく見ると鍔のところにマックスとチェコの直筆サインが入っていました。

We did it together.

さらに今季からポディウムのシャンパンファイトに採用されたイタリア Ferrari Torento 社のスパークリングワイン(非シャンパン)の F1 仕様マグナムボトルも展示されています。
未開封のようなので 2019 年のレッドブル・ホンダ初優勝時の展示とは違い、あくまで展示用のサンプルのようです。

個人的には、一度でいいからマグナムボトルのシャンパンを飲んでみたいんですよね…先日のアブダビ GP の決勝後が最もそれに相応しい場面だったのかもしれません。

We did it together.

展示の前にはレッドブル・ホンダのチームとマシンの基本情報が掲出されています。
意外にもチーム首脳としてテクニカルディレクターのピエール・ワシェの名前はあるのに CTO 件チーフデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイの名前がない。個人的には「エイドリアン・ニューウェイがデザインし、ホンダエンジンが載ったマシンがチャンピオンを獲る」のが 30 年来の夢だったので、ここにはニューウェイの名前を書いておいてほしかった。

We did it together.

このショールームの中で一年間ポイントランキングを刻み続けたパネルの隣に、ひときわ大きな「We did it together. ~ありがとう~」のパネルが。

2015~2017 年のマクラーレン時代とは全く異なるパートナーシップをレッドブルと築いて勝ち取ったチャンピオンはまさに「did it together(一緒に成し遂げた)」結果と言えます。
来シーズン以降もホンダはレッドブル/アルファタウリとはテクニカルパートナーとして PU 供給は継続しますが、基本的にはサプライヤーとしてカスタマー供給に近い関係になるようなので「did it together」とは言えなくなりそうなのが寂しい。

We did it together.

レッドブルのマシンの脇にはアルファタウリのマシンもひっそりと展示されています。
今回は主役ではありませんが、完全にモックなレッドブルとは違ってこちらは実車(STR13 と思われる)ベースなので展示物としてはこちらのほうが価値があると思っています。

コンストラクターズランクは 6 位に終わりましたが(それでもチーム設立以来の最高位タイ)年間獲得ポイントは史上最多だし、シーズン中にメルセデスを抑えてレッドブルを助けるシーンも複数回あったし、あの激しかった最終戦で価値ある 4-5 フィニッシュを成し遂げたし、しかも角田が最後に全セッションでガスリーを上回ったし、アルファタウリにとっても本当に素晴らしいシーズンでした。来年は成長した角田とともにさらなる活躍に期待です。

We did it together.

今回のウエルカムプラザ青山での展示は F1 のみならずホンダの 2021 年のレース活動を総括するもので、他カテゴリーのマシンも展示されています。

こちらはスーパーフォーミュラでチャンピオンを獲得したチーム無限 16 号車。スーパー GT のほうは最終戦でチャンピオンを逃す悔しい結果となりましたが、SF は獲りました。
医療従事者への感謝を示すカラーリングが印象的。今年のホンダモータースポーツは「ありがとう」づいてますね。

We did it together.

二輪車も多数展示されていましたが、個人的な注目は全日本モトクロスでチャンピオンを獲得したベルズレーシングの山本鯨選手のマシン。
最終戦でチャンピオンを獲得すると同時に現役引退を発表したことには本当に驚きました。ヨーロッパ修行から帰国して 7 年間で 5 回チャンピオンという圧倒的な強さでまだまだ全盛期という時期の引退ですからね。

We did it together.

1 番のゼッケンが例年以上に輝いて見えます。
結果的に私は今シーズンオフビSUGO という二度山本選手の走りを生で見ることができて良かった。

We did it together.

館内のスクリーンでは今季のレッドブル・ホンダ F1 を振り返るムービーが流れていました。
この映像を見ているとまた泣けてくる…。

We did it together.

ちなみに屋外では現行型 NSX の最終モデルとなる Type S の実車が展示されています。
現行 NSX、それなりに高級車が走っている都内でもほとんど見かけることがないし(まだ 1990~2005 年型のほうが見かける)、この NSX Type S についてもこれが最初で最後になるかもしれません。
フロントマスクのデザインが変わってさらに精悍な印象となり、マットグレーのカラーリングも相まってカッコイイ。現行 NSX はクルマとしての評判はあまり良くないようですが、私は好きです。

轟音東京

それから渋谷道玄坂のビックカメラ横でレッドブルがイベントをやっているということで、ついでに見に行ってきました。
今週日曜日に外苑前で開催される Red Bull Race Day『轟音東京』のプロモーションのようですね。

Red Bull Race Day は東京の公道をレッドブル&ホンダのレースマシンが走行するイベントで、チケットは即完売で私も買うことができませんでした。しかし有料/無料のライブ配信も実施されるため、そのプロモーションということのようです。

轟音東京

館内は二階建てになっていて、2F には Red Bull Race Day に出走するドライバーのレーシングスーツとヘルメットが展示。
青山に展示されていたマックス/チェコのマネキンよりも姿勢が良い(笑

轟音東京

ドライバー/ライダーはこの 4 名。SGT/SF/MotoGP に実際に参戦するレッドブル/ホンダ系のレーサー達です。さすがにシーズン終了の翌週に F1 マシンとドライバーを連れてくるのは無理だったか(まあ隔離期間とかを考えると無理か)。
このようにホンダが F1 から撤退してもレッドブルとホンダによるモータースポーツ領域のパートナーシップは続いていくということで、これが将来的なレッドブル・ホンダ F1 の復活に繋がってくれることを願っています。

轟音東京

1F にはレッドブル・ホンダの F1 マシンが展示…ってさっき青山にもあったのにもう一台存在していたの!?と思ったら、マシンの前半部分のみで青山よりもさらにモックアップ感の強いやつ(笑
これは F1 のタイヤ交換体験ができるイベントで、レッドブル F1 チームが持つ 1.82 秒の世界記録に挑戦するという無謀な試み(笑。1 秒台の記録はこれまでレッドブルとウィリアムズしか記録しておらず、しかも今シーズン中に安全のためのレギュレーションによる手順追加で時間が延びる方向になったため、今後おそらく破られることがないだろう超記録です。

ちなみに私が行った時点での最速タイムはユーロスポーツ渋谷店のスタッフによるものでした(笑

轟音東京

イベント施設の内外ではレッドブル・エナジードリンクのサンプル配布も行われています。しかも一般販売が終了した F1 限定缶!こんなところで再会するとは。これは大事にとっておいて来年の F1 開幕戦のときに飲もう。

2021 年の F1 シーズンが終わり私はここ数日 F1 ロスに陥っていたのですが、この青山~渋谷行脚で再び元気をもらいました。2022 年シーズンの開幕まで実はもうあと三ヶ月しかないし、気がつけばあっという間にまた F1 シーズンが始まっていそうです。それまでの間はオフシーズン情報とゲーム等で気を紛らわせようと思います。

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