先日購入した Acoustune の IEM「RS THREE」、とても気に入ったのですが一方でちょっと問題が。
私はバランス接続ではウォークマン ZX300、アンバラまたは Bluetooth 接続で使うときにはウォークマン A100TPS を主に使っているのですが、RS THREE で聴くと A100TPS のヘッドホン端子から出ているノイズ(不要輻射を拾っているような雑音)が微かに聞こえるようになってしまいました。他のイヤホン/ヘッドホンで気になったことはないから RS THREE の高周波感度が良すぎるんですかね。
そこで ZX300 のアンバランス端子に繋いでみたところノイズは気にならなかったので、さすが高級機はアンバラ側もちゃんとコストかかってるわ…と関心。A100TPS はウォークマン 40 周年記念で買ったけどそろそろお役御免かなあ。でも ZX300 で使うならバランス接続で聴かないともったいない!と思ってバランス用のリケーブルを買ってきました。
Acoustune / RS シリーズ用 オプションリケーブル ARM013-4.4-BULK (4.4mm 5 極 バルクパッケージ)
Acoustune 自身が RS シリーズのバランス接続用に出しているリケーブルです。でも一般流通しているものではないらしく、e イヤホンが販売するバルクパッケージを購入。
私は自作 PC でバルク品のパーツには慣れていますが、イヤホン関連でバルク品っていうのはさすがに初めて見た(笑。しかもパッケージの型番に「BULK」って書いてあるし。
Acoustune が採用する Pentaconn ear 規格はまだあまり普及していないからリケーブルの選択肢が狭く、RS シリーズはその中でもレアな異形(ロングタイプ)と呼ばれるコネクターになっています。SENNHEISER の IE シリーズ等でも採用されているようで、ステージモニター等で激しく使っても汗が浸入しないように奥まった形状になっている模様。そういう特殊なケーブルなので、ちゃんと RS シリーズ用として販売されているのは安心感があります。しかも(比較的)安いし。
RS シリーズ付属のケーブルをそのままバランス化したものなので線材やデザイン等は全く同じ。機器側に接続するコネクターが 3.5mm 3 極アンバランスから 4.4mm 5 極バランスに変わっただけ、です。
安価なケーブルの割にプラグカバーがアルミ製で安っぽさがないのが好印象。変にキラキラしたりヘアライン入れたりしてないのもスタジオモニターらしくて良い。
付属品と同じ線材で接続方法が変わっただけなので音質としては同傾向。よく聴き比べると個々の音の分離が良くなってクリアさが向上したように感じますが、アンバランス接続でも十分に良い音と思えていたからちょっとした改善というレベルではあります。でもリケーブルって良くも悪くも音が変わってしまうのが普通なので、付属品と同じ方向性のままバランス化できるのは良いことでもあります。
個人的にはせっかく ZX300 を使うならバランス接続で聴きたいので、リケーブルして精神衛生が保たれました(笑。
RS THREE、高音質な IEM ではあるけど再生機器を選ぶことがよく分かりました。機器側の音質の良し悪しがハッキリ判るイヤホンなので、違う再生機器でも試してみたくなりました。
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