お盆休みも終盤、いつもの三連星でゴールデンウィーク以来のランチ。お店選びを任されたので以前から気になっていたところを選んでみました。
渋谷のシーフードスペインレストラン La Coquina cervecería(ラ コキーナ セルベセリア)
渋谷スクランブルスクエアの 13F にあるスパニッシュレストランです。以前から行ってみたかったけどこれまで微妙に機会がなかったのでした。
スクランブルスクエア、低層はよく通る(といっても駅東口からヒカリエ~渋谷ストリーム方面に向かう際に通過する程度)けど中層階以上に上ったのは初めて。
ちなみに同じフロアの斜向かいにもスパニッシュがあって若干紛らわしい。というか一つの商業ビル内に同系統のレストランが複数入ってるのって珍しいですね。
13F のレストランということで昼間はとても明るく、見晴らし最高。
今までは下から見上げるばかりだったフクラスをこの角度から見たのも初めてです。上層はこんな感じになっていたんですね。
レギュラーメニューはこんな感じ。スペイン語だから読んでもイメージできないものもあるけど、こういうのは大抵イラストが添えられているのがオススメということだと思うので、そのへんを中心に選んでいけば間違いはないはず。
ピンチョスの種類も豊富で、これらをつまみながらビールを飲むのも楽しそう。
本場スペインでバルの飲み歩き、一度やってみたいんだよなあ…。
注文を済ませたらまずはドリンクから。私はクラシック・モヒートを頼んでみました。
やっぱり真夏にはモヒートですよねー。ミントの爽やかな香りとクラッシュアイスの冷たさに癒やされる。
ハモンセラーノのトルティージャ(生ハムのスペイン風オムレツ)。
表面が少しカリッと焦げるくらいに焼きが入ったオムレツと塩気のあるハモンセラーノの組み合わせが前菜の一品目に相応しい。
タコのガリシア風。
ホクホクのポテトに、プリッとした弾力を想像していたら思いのほかやわらか~いタコ。それを辛味オイルとアリオリソース(ニンニクマヨ)でいただくと絶品。永遠に食べ続けていられそうな気がしてきます。
イベリコ豚のサルシッチャと原木椎茸のプランチャ。プランチャって「鉄板焼き」という意味らしいですが、考えてみたら Planca→Plate(鉄板)と同語源ということか。
サルシッチャというとハーブやスパイスをふんだんに使った生ソーセージのことだけど、このサルシッチャはむしろハンバーグと呼びたくなる出で立ちで肉肉しさが強い。その肉汁を生椎茸の鉄板焼きが受け止めます。個人的にはキノコ類は苦手なんですが、某武蔵小山のマッシュルームの鉄板焼きといいスペイン料理にすると私でもおいしく食べられることに気がつきました。
モヒートがあっさりなくなってしまったのでおかわりはアグア・デ・ヴァレンシアをポコ(デキャンタ小)で。直訳すると「バレンシアの水」ですが、オレンジの産地ということでやはり愛媛のように蛇口から出てきたりするんでしょうか(笑
写真だと単なるオレンジジュースに見えますが、実際にはフレッシュオレンジジュースと白ワインのジンジャエール割りです。でもほとんどワインを感じることはなく爽やかなオレンジの風味を微炭酸とともにグイグイ飲める。スペイン料理との相性も抜群ですね。
ここでパエリアの登場。スペイン産イベリコ豚のパエージャです。シーフードスペインレストランなのにほぼ肉系しか頼んでない気がする…。
パラパラ・カリカリに炊かれた米にイベリコ豚のうまみが浸透してうまい!思わず鍋にこびりついたお焦げの部分までこそげ取って食べてしまうおいしさ。パエリア大好きです。
牛サーロインとフルーツトマトのプランチャ。つまりこれも鉄板焼きってことですね。
レアめに焼かれたサーロインに、甘みのあるフルーツトマトと薄切りハードチーズの組み合わせがおいしい。ただのサーロインステーキだとこってりしてしまうところをこうやってさっぱり仕上げられると、ここまでの料理の流れにすんなり乗っておいしくいただけます。
最初から最後までどれもおいしかったなあ。店員さんの細かな気配りも良かった。
外は酷暑でも駅近の涼しい店内で、いい眺めとともにいただくスペイン料理は至高でした。やっぱり夏は地中海の料理がよく似合う。
気の置けない友人と、近々出てくるであろう新 iPhone の予想から果ては相続の話まで(笑)、とりとめのない会話も楽しかった。いい夏休みの思い出になりました。
この店は期待したとおり気に入ったのでまた食べに来ようと思います。
ごちそうさまでした。
コメント
[…] きも気配りも比較的良かったです。料理内容等、詳しくはb’s mono-log La Coquina cervecería 渋谷スクランブルスクエア を参照。 にしても毎回思うのですが、よくメモも取らずにこれだけ覚 […]