先日横浜に行った際にポークステーキを食べてきました。
西区岡野の交差点、個人的なランドマークで言うと横浜駅から BAR IGETA へと向かう途中にあります。
このお店、新橋のトンテキ店「鳥山」と同系列らしいですね。というかこちらのポークステーキの方が先で、鳥山は別業態として展開したお店の模様。調べてみたら海鮮丼の「波の」も同じ系列でした。
ガッツリ肉料理と米、単価高めだけど高すぎない、カウンターのみで高回転…というのは COVID-19 パンデミックあたりから外食業界で増えてきたビジネスモデルの類。マロリーポークステーキとしてはここ一年ほど出店ラッシュで、東京・神奈川を中心に十数店舗が営業しているようです。
平日お昼前に行ったところ並ばずに座れました。でも正午を過ぎると少し待ちができるくらいには流行っている模様。
メニューは潔くポークステーキのみ、選択肢はセットの種類二つと肉の量五種類。それぞれ山になぞらえた名前を冠しています。「日和山」って聞いたことないな、と思ったら仙台にある日本一低い山(標高 3m!)なんですね。そこからマッターホルン(4,478m)まで、というダイナミックレンジの広さ。
ということで、どれくらいなら食べられるか。日和山ってまさに日和ってるようで頼みにくい(それが狙いか?)。200g だと物足りないだろうし、もうちょっと食べたい。周囲を見ると高尾山か雲取山を頼んでいる人が多いようですが、富士山に挑んでいる人も見かけました。
セットはサラダとドリンクがついてくるバリューセットを選択。サラダは普通のグリーンサラダですが、ひたすらポークステーキを食べ続けるのも途中で少し辛くなるだろうし間に挟めるものがあるのはありがたい。
こちらはレギュラーセットにも含まれるコンソメスープ。ちょっと濃いめの味付けで、豚の歯切れ肉もいくつか入っててこのスープだけでおかずになる。
ここでポークステーキが到着。サイズは高尾山(270g)にしてみました。まあ初めて来た店だし、誰でも登れる高尾山くらいがちょうど良い。
平皿の大半を占める大ボリュームの豚肉。スパッと裁ち落とされた姿は高尾山というよりもエアーズロック的な存在感さえ感じる。これは食べ応えありそう。
肉のこの分厚さ!
外側はカリッと焼き目がつけられつつ、中はしっとりとした二重構造。肉の柔らかさはさすが「鳥山」に通じるものがあります。
このポークステーキ、いいじゃないですか。
味付けはオーソドックスなステーキソースがありつつ、ワサビや柚子胡椒でサッパリもいける。
いろいろ試した結果王道ステーキソースにちょっとワサビを足すのが私好みでした。
他にも岩塩、ブラックペッパーになんと「かき醤油」まで。
これだけの肉量のポークステーキをただ食べるだけだと単調になるところ、少しずつ味を変えていけるのが楽しい。これならいくらでも食べられる。
付け合わせはクリームポテtクリームスピナッチとマッシュポテト。
肉のガッツリ感に少し飽きたら合間にこのまったりを挟むと、また新たな気持ちで肉に挑んでいける。
ライスは +200 円でガーリックライスに変更。ステーキ屋で食べるガーリックライスってうまいんですよね。
しっかりガーリック風味、さらにニンニクチップまで散らしたガッツリガーリックライス。これもうまい。でも豚肉を白飯で受け止めたかった気持ちもちょっとある。ハーフ&ハーフとかあったら良かったのかもなあ。
セットの選べるドリンクは自家製ジンジャエールを頼んでみました。
自家製というだけあってガツンとくる生姜風味の辛口ジンジャエール。肉の脂やニンニクにまみれた口が、このジンジャーによってサッパリしていく。
満足感の高いポークステーキでした。でも、その気になればもう少し肉量多めでもいけたかも。
次回は雲取山級にチャレンジしてみようと思います。
ごちそうさまでした。
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